コルピッツ(読み)こるぴっつ(英語表記)Edwin Henry Colpitts

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コルピッツ」の意味・わかりやすい解説

コルピッツ
こるぴっつ
Edwin Henry Colpitts
(1872―1949)

アメリカの通信工学者。カナダのニュー・ブランズウィック州に生まれる。マウント・アリソン大学、ハーバード大学で学び、1897~1899年ハーバードのジェファーソン物理実験室の助手をつとめたのち、ベル・テレフォン社に入社、AT&T社(1924~1934)およびベル・ラボラトリーズ(1934~1937)の副社長を歴任。彼による電話技術への真空管の採用(1915)は、コミュニケーションのエレクトロニクス時代を開いた。高周波技術で重要な水晶発振器の一つであるコルピッツ発振回路発明。またコルピッツの変調理論とシステムの改善は無線電話事業の発展を促した。ニュー・ジャージー州オレンジで死去

[大友詔雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android