ころりん
- 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
- ① 琴の弾き方およびその音を表わす語。三本の糸を手前から向こうへ(高い音から低い音へ)順番に鳴らす弾き方。下向旋律でやさしい音がする。その旋律を口で唱えると、コロリンという唱歌(そうが)になる。琴には最も多く使われる手。
- [初出の実例]「ころりんと掻き鳴らし、又ころりんと掻き乱す」(出典:虞美人草(1907)〈夏目漱石〉三)
- ② 丸い物、小さい物が転がり落ちてはずみを持っているさまを表わす語。かわいらしさ、軽やかさなどを表現して用いる。
- [初出の実例]「親豚コロリンと落ちました」(出典:童謡・ズイズイズッコロ橋(1934)〈西条八十〉)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 
出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報
Sponserd by 