20世紀日本人名事典 「コワルスキフランク」の解説
コワルスキ フランク
Kowalski Frank
07の軍人,政治家 元・GHQ民事局民事部別室幕僚長;元・米国下院議員。
- 国籍
- アメリカ
- 生年
- 1903年
- 没年
- 1975年
- 出生地
- コネティカット州
- 学歴〔年〕
- ウェストポイント陸軍士官学校〔’30年〕,マサチューセッツ工科大学卒,マサチューセッツ工科大学大学院機械工学専攻〔’37年〕修士課程修了
- 経歴
- ポーランド人移民の子に生れる。第2次大戦中はヨーロッパ戦線でアイゼンハワー大将の幕僚を務め、1947年12月日本占領軍の一員として日本に赴任、京都、大阪、四国、中国地方の各軍政部長を歴任し、’50年連合国軍最高司令部(GHQ)民事局副官。陸軍大佐。同年7月警察予備隊(自衛隊の前身)創設に際し、その準備を担当した民事局長シェパード少将のもとで民事部別室(後の在日軍事援助顧問団)の幕僚長として警察予備隊の組織・装備・訓練の方針決定を指導にあたり、自衛隊の育ての親の一人となった。’52年帰国し、’58年退役。のち米国下院議員を2期務め、ケネディ大統領により行政判事に任じられたが、’66年引退し、バージニア州アレキサンドリアに住んだ。著書に回想録「日本再軍備」がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報