コンドラシン(読み)こんどらしん(英語表記)Kirill Kondrashin

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コンドラシン」の意味・わかりやすい解説

コンドラシン
こんどらしん
Kirill Kondrashin
(1914―1981)

ロシア出身のオランダ指揮者。生地モスクワの音楽院を卒業、1938~42年レニングラード(サンクト・ペテルブルグ)のマールイ劇場、43~56年モスクワのボリショイ劇場ならびにソビエト国立交響楽団の指揮者、60~77年モスクワ・フィルハーモニー音楽監督を務めたが、79年オランダに亡命してアムステルダムコンセルトヘボウ管弦楽団の指揮者に迎えられた。広いレパートリーを誇っていたが、とくに親交のあったショスタコビチ解釈は、他の追随を許さないものがあった。67年(昭和42)モスクワ放送交響楽団と来日した。

[岩井宏之]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android