こんぴら歌舞伎(読み)こんぴらかぶき

日本大百科全書(ニッポニカ) 「こんぴら歌舞伎」の意味・わかりやすい解説

こんぴら歌舞伎
こんぴらかぶき

香川県琴平(ことひら)町にある金丸座(かなまるざ)で開催される歌舞伎興行。正式名称は「四国こんぴら歌舞伎大芝居」。1985年(昭和60)6月に2世中村吉右衛門(きちえもん)らの出演で第1回が催されて好評を博し、以後、毎年4月(または5月)に開催されるようになった。金丸座は江戸時代の芝居小屋電力を使わないため、同町の商工会青年部員による窓の開閉で明るさを調整し、人力回り舞台せりを動かす。お茶子(ちゃこ)とよばれるボランティアが案内係を務め、公演初日の前日には出演俳優によるお練(ね)りが行われる。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む