デジタル大辞泉 「コンベルシア」の意味・読み・例文・類語 コンベルシア(〈ロシア〉konversiya) 旧ソ連邦各国において、肥大化した軍需産業を、消費生活に役立つ民需産業へと予算・設備・労働力を転換すること。1990年秋、当時のゴルバチョフソ連大統領が提案した。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コンベルシア」の意味・わかりやすい解説 コンベルシアKonversiia 民需転換。旧ソ連時代以来ロシア経済の重荷となってきた軍事産業を民需産業へ転換させる政策。西側諸国も G7,ロンドン・サミット (1991年) 以来,民需転換をその支援の前提条件とみなし,強く要求している。コンベルシアの対象となる軍事関連企業は数千にのぼるともいわれ,莫大なコストが必要とされている。ロシアでは 92年3月に軍民転換法を採択し,西側の企業投資,援助で推進を加速する方針を固めたが,企業は民生品製造より安易な武器輸出で外貨を稼ぎたがる傾向にあり,民需転換に難色を示す軍産複合体の圧力などもネックとなって,民需転換は遅々として進んでいない。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by