コンマゲネ(その他表記)Kommagēnē; Commagene

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コンマゲネ」の意味・わかりやすい解説

コンマゲネ
Kommagēnē; Commagene

古代シリア北部の地域名。東はユーフラテス川,西はキリキア,北はカッパドキアに囲まれる。現在はトルコ領。セレウコス朝シリアの一部であったが,前 162年頃総督が反乱を起し,王朝を建てた。アンチオコス1世 (前 69頃~34頃) のとき,ミトラダテス戦争の際にローマのポンペイウス (大ポンペイウス) に反抗したが,やがて占領された。この王が山頂に築いた壮大な墳墓は発掘によって知られている。都市生活の発達はほとんどみられず,文化も遅れていた。 17年ローマに併合。一時王国が復活したが,72年属州シリアに編入された。

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