法則の辞典 「コールマンの定理」の解説 コールマンの定理【Coleman theorem】 場の理論に関する定理で第一定理と第二定理とがある. 第一定理:場の量子論における理論の不変性に関する定理. ある変換の生成演算子がベクトルカレントの時間成分の空間積分で与えられる場合,真空がこの変換で不変であるならば,ハミルトニアンも不変となる. 第二定理:二次元の場の量子論における自発的対称性の破れに関する定理. 二次元系では,連続変換の対称性は自発的に破れることはない(ただしヒッグス機構*が働く場合にはこの限りではない). 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報