普及版 字通 「ゴツ・うごく」の読み・字形・画数・意味
6画
[字訓] うごく
[説文解字]
[字形] 形声
声符は兀(こつ)。兀は頭髪を切りおとした形。は木の枝を切りおとした短木で、梃子(てこ)に用いる。はそれを用いて、こじるように物を動かすことをいう。〔説文〕十二上に「動くなり」とあり、動かすという他動詞の用法が原義。〔詩、小雅、正月〕「天の我を(うご)かす」のように用いる。ものを根柢からゆり動かすことをいう。
[訓義]
1. うごかす、うごく、ゆりうごかす。
2. おちつかない。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ウゴク・ウゴカス
[語系]
・兀ngutは同声。ngiuatは声近く、みな偏高にして不安定な状態をいう。
[下接語]
摧・動・突
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報