ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゴルテュナ」の意味・わかりやすい解説 ゴルテュナGortyna; Gortyn クレタ島の中央南部の古代ギリシアの都市。ゴルチュナとも表記される。住民はドーリス人。東西をつなぐ要港を支配する都市として発展。クレタ島がローマの属州となってからも,その州都となり,ビザンチン時代まで繁栄した。前5世紀中頃の有名なゴルテュン法は財産,家族,債務などに関して規定しているが,司法概念はかなり進んでおり,奴隷の地位の高いことなど特異な内容を含み,ヘレニズム期以前のギリシア法として法制史のみならず社会経済史上重要である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by