サイギョウガサ(読み)サイギョウガサ(その他表記)Panaeolus retirugis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サイギョウガサ」の意味・わかりやすい解説

サイギョウガサ(西行笠)
サイギョウガサ
Panaeolus retirugis

担子菌類マツタケ目ヒトヨタケ科のキノコ。夏秋の頃,厩肥肥料を与えた土の上に発生する。径1~3cmの鐘状半球形の傘をもち,柄は細く長さ 15cmに及ぶ。幼時は湿っていて暗色であるが,成時は乾いて灰色になる。胞子はレモン形,胞子紋は黒い。北海道,本州九州にみられ,北アメリカヨーロッパオーストラリア,中国に分布する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む