日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
サイモンとガーファンクル
さいもんとがーふぁんくる
Simon & Garfunkel
アメリカのフォーク系デュオ・グループ。Paul Simon(1941― )とArt Garfunkel(1941― )の2人組。ニューヨークの小学校で親しくなり、中学生のころからロックン・ロールのデュエットを始め、1957年にトム&ジェリーの名称で録音した『ヘイ、スクールガール』がヒット。大学進学のためにコンビを解消したが61年に再会。卒業後サイモン&ガーファンクルとしてサイモン作のモダン・フォーク・ソングを歌い、65年に『サウンド・オブ・サイレンス』が大ヒット、さらに『スカボロー・フェア』『ミセス・ロビンソン』(以上3曲は1968年、映画『卒業』に用いられた)、『明日(あす)に架ける橋』など、現代の社会と人間の内面を知的に表現し、幅広い層に共感をよんだ。71年に解散宣言をしないままそれぞれがソロ活動に入っている。
[青木 啓]