世界の観光地名がわかる事典 「サガインヒル」の解説 サガインヒル【サガインヒル】Sagaing Hill ミャンマー中央部にある同国第2の都市マンダレーから車で2時間弱、エーヤワディー川(イラワジ川)にかかるサガイン鉄橋(インワ橋)付近にある丘。丘の上には400以上ものパゴダ(仏塔)と修道院が建っている。この丘を中心に、川の東岸42km2にわたる荒涼とした大地に、現在2300を超えるパゴダや寺院、僧院などが点在し、カンボジアのアンコールワット、インドネシアのボロブドゥールと並んで、世界の三大仏教遺跡の一つに数えられている。1315年、バガン王朝滅亡後、シャン族の王がサガインに都をおいたが長く続かず、1364年にインワへ遷都(せんと)した。その後、この地に多数の寺院とパゴダが建設され、仏教修行の中心地となり、今日に至っている。丘からの眺望は素晴らしく、遠くマンダレーヒルまで見渡すことができる。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報