サシダニ(読み)さしだに

日本大百科全書(ニッポニカ) 「サシダニ」の意味・わかりやすい解説

サシダニ
さしだに / 刺蜱

節足動物門クモ形綱ダニ目中気門亜目のダニ類うち哺乳(ほにゅう)類および鳥類に寄生する吸血性の種類に対する包括的な呼称。主としてワクモ科、オオサシダニ科のことをさし、ときにトゲダニ科の一部を含める。かつては、ワクモ科のことをサシダニ科ともよんだが、混乱を防ぐために現在では意識的にそれを避ける。属名末尾-nyssusがついている場合に、吸血性の、いわゆるサシダニが含まれることが多い。

[内川公人]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む