さて置く(読み)さておく

精選版 日本国語大辞典 「さて置く」の意味・読み・例文・類語

さて 置(お)

一つ事態に対して格別の工夫配慮を加えず、そのままの状態に放置すること。そのままにする。捨て置く。問題としない。
源氏(1001‐14頃)浮舟「さばかり哀れなる人をさてをきて心のどかに月日を待ちわびさすらんよ」
虞美人草(1907)〈夏目漱石一八迷惑は偖置いて、大いに気が咎める」

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