サビキコリ(読み)さびきこり

日本大百科全書(ニッポニカ) 「サビキコリ」の意味・わかりやすい解説

サビキコリ
さびきこり / 錆木樵
[学] Agrypnus binodulus

昆虫綱甲虫目コメツキムシ科に属する昆虫。日本各地に分布し、樹葉上に多い。体長15ミリメートル内外。長形で後方は狭まり、暗褐色褐色鱗片(りんぺん)に覆われ、白色黄褐色の鱗片を混じえてやや霜降り状をなす。前胸中央後ろに1対の横の隆起がある。成虫は5~8月にみられ、幼虫地中にすみ、小昆虫などを捕食し、6月上旬に蛹(さなぎ)になる。成虫で越冬する。近縁種にホソサビキコリAdelocera fuliginosaがあり、この種は細形で前胸に隆起がない。

[中根猛彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サビキコリ」の意味・わかりやすい解説

サビキコリ

コメツキムシ」のページをご覧ください。

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