サビキコリ
さびきこり / 錆木樵
[学] Agrypnus binodulus
昆虫綱甲虫目コメツキムシ科に属する昆虫。日本各地に分布し、樹葉上に多い。体長15ミリメートル内外。長形で後方は狭まり、暗褐色、褐色の鱗片(りんぺん)に覆われ、白色や黄褐色の鱗片を混じえてやや霜降り状をなす。前胸中央後ろに1対の横の隆起がある。成虫は5~8月にみられ、幼虫は地中にすみ、小昆虫などを捕食し、6月上旬に蛹(さなぎ)になる。成虫で越冬する。近縁種にホソサビキコリAdelocera fuliginosaがあり、この種は細形で前胸に隆起がない。
[中根猛彦]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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サビキコリ
学名:Agrypnus binodulus
種名 / サビキコリ
目名科名 / コウチュウ目|コメツキムシ科
体の大きさ / 12~16mm
分布 / 北海道~九州
成虫出現期 / 4~10月
幼虫の食べ物 / 土の中の昆虫など
出典 小学館の図鑑NEO[新版]昆虫小学館の図鑑NEO[新版]昆虫について 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のサビキコリの言及
【コメツキムシ(米搗虫∥叩頭虫)】より
…そのほか,緑藍色や青藍色の金属光沢を有する種もあるが多くの種は茶褐色や黒褐色。サビキコリ(イラスト)の背面は暗褐色の鱗片に灰白色と黄褐色の混じったまだら模様をしている。【林 長閑】。…
※「サビキコリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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