ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サビナ」の意味・わかりやすい解説
サビナ
Sabina, Vibia
[没]136/137
ローマ皇帝トラヤヌスの血縁で,皇帝ハドリアヌスの妻。子はなかったが生涯夫に忠節を尽し,アウグスタの称号を与えられ 128年の貨幣に刻まれた。死後帝によって神格化された。ハドリアヌスに毒殺されたとか,自殺を強いられたとかの説は根拠がない。
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