TSSAM(読み)ティーエスエスエーエム(その他表記)Tri-Service Standoff Attack Missile

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「TSSAM」の意味・わかりやすい解説

TSSAM
ティーエスエスエーエム
Tri-Service Standoff Attack Missile

三軍統合スタンドオフ攻撃ミサイル。アメリカ国防省が 1986年から開発を開始し,1991年に公表した初のステルス巡航ミサイル(→ステルス技術)。陸海空三軍共用で,重量約 1t。陸軍が使用する地対地型 MGM-137と,空軍海軍が使用する空対地型 AGM-137がある。航空機メーカー,ノースロップ(→ノースロップ・グラマン)が生産にあたった。MGM-137は対戦車用弾のバット BAT: Brilliant Anti-tank子弾を 20発収容することが可能で,多連装ロケットシステム M270 MRLSから発射される予定であったが,コスト超過により陸軍は 1993年に計画から離脱。AGM-137は,空軍および海軍の爆撃機や戦闘機などに搭載される予定であったが,やはりコスト増と代替システムの利用可能により 1994年に計画全体の中止が決まった。

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