デジタル大辞泉
「さめく」の意味・読み・例文・類語
さ‐め・く
[動カ四]《「ざめく」とも》騒がしく音を立てる。ざわめく。
「からすの集まりて飛びちがひ、―・き鳴きたる」〈枕・二八〉
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さ‐め・く
① さわがしくする。ざわざわする。騒ぐ。ざめく。〔
新撰字鏡(898‐901頃)〕
※
咄本・軽口露がはなし(1691)三「
貴所は、いかな子細により
無言の仕合ぞや。わめきさめくこそ目出たけれ」
② さらさらと音がする。
※
歌謡・
田植草紙(16C中‐後)昼歌三番「しゃぐまかづきてとうどるとのがいとほし してめせしゃぐまはさめいてよう候」
③ にぎやかにする。また、富み栄える。時めく。
※三体詩幻雲抄(1527)「
文字の官で九重城にさめいていうずと思たれば」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報