ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「さらし綿布」の意味・わかりやすい解説 さらし綿布さらしめんぷ 生地綿布に精練,漂白処理を施した純白の織物。生地綿布は,紡績工程の終ったままの糸で織るので,糊,夾雑物などが付着しており,精練処理としてカセイソーダ,石鹸液などで煮沸したあと水洗いして不純物を除去する。次に精練処理で除去できない有色物を除去するのが漂白処理で,過酸化水素,さらし粉など漂白剤を使用して純白にしたあと糊をつけて仕上げる。さらし綿布はワイシャツ,ブラウス,肌着,シーツ,テーブルクロスなどに広く用いられるほか染色加工して色物,柄物にする。 (→さらし ) 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by