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漂白剤 ヒョウハクザイ

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デジタル大辞泉の解説

ひょうはく‐ざい〔ヘウハク‐〕【漂白剤】

漂白に使用する薬剤。酸化・還元を利用して色素を分解・変化させるさらし粉亜硫酸オゾンなどと、蛍光漂白剤がある。

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百科事典マイペディアの解説

漂白剤【ひょうはくざい】

漂白に使う薬剤。酸化性漂白剤還元性漂白剤に分けられる。酸化性漂白剤には過酸化水素過ホウ酸ナトリウムなどの過酸化物系のものと,さらし粉次亜塩素酸ナトリウムなどの塩素系のものがあり,還元性漂白剤にはハイドロサルファイト亜硫酸ガスなどがある。
→関連項目漂白

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栄養・生化学辞典の解説

漂白剤

 漂白に使う薬剤.

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世界大百科事典 第2版の解説

ひょうはくざい【漂白剤 bleaching agent】

漂白に使用される化学試剤。漂白剤は対象物に含まれる有色物質と化学反応を起こし分解ないし変化させ無色物質にする作用をもつが,大きく分けて酸化反応を利用するものと還元反応を利用するものがある。そのほかに染色工業で使用される白さを増すための蛍光増白剤があるが,これは目的は類似しているが漂白剤とは区別すべきである。
[酸化性漂白剤]
 さらし粉は代表的な酸化性漂白剤で,主成分はCa(ClO)2・CaCl2・2H2Oである。

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大辞林 第三版の解説

ひょうはくざい【漂白剤】

酸化または還元作用によって有色物を漂白する薬剤。酸化剤に晒粉さらしこ・過酸化水素など、還元剤に二酸化硫黄・亜硫酸水素ナトリウムなどがある。また、光学的な漂白剤として蛍光増白剤がある。食品添加物とされるものは、食品衛生法により規定され、残存量などの使用基準が定められている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

漂白剤
ひょうはくざい
bleaching agent

糸、布などの繊維や食品などに含まれる有色物質や付着色素を化学的に分解し、製品を白くする薬剤をいう。漂白剤には化学的に酸化作用を利用する酸化漂白剤と、還元作用を利用する還元漂白剤がある(還元漂白剤は、絹、羊毛など限られた繊維にしか使われない)。
 繊維による漂白剤の選択は、繊維の脆化(ぜいか)、黄変、塩素吸着の有無、漂白効果などを考慮してなされる。綿などのセルロース系繊維には、次亜塩素酸ナトリウム、亜塩素酸ナトリウム、過酸化水素、さらし粉が使われる。アクリルおよびポリエステル繊維には亜塩素酸ナトリウムが用いられる。ナイロンには、亜塩素酸ナトリウム、過酸化水素、過酢酸などの酸化剤が使われる。ナイロンは耐塩素性が弱く黄変しやすいので、塩素系薬剤を使用したあとには脱塩素処理を行う必要がある。
 絹の漂白には、過酸化水素またはハイドロサルファイトが用いられる。塩素系漂白剤を使うと黄変し、繊維を脆化させる場合がある。羊毛には、過酸化水素、過酸化ナトリウム、過マンガン酸カリウムなどの酸化剤と、ハイドロサルファイトを用いる還元漂白とがあり、酸化漂白後に還元漂白すると鮮明な白色が得られる。蛍光増白剤を併用することが多い。
 家庭用の汎用(はんよう)漂白剤としては、最近、過炭酸ナトリウムがよく用いられる。
 食品の色を白くするために許可されている漂白剤には、亜硫酸カリウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素カリウム、亜硫酸水素ナトリウム、次亜硫酸カリウム、次亜硫酸ナトリウム、過酸化水素などがあり、それぞれ食品中の残存量が決められている。[篠塚則子]

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世界大百科事典内の漂白剤の言及

【化学工業】より

…すなわち,(1)イギリス,フランスを中心として酸・アルカリ工業が成立した時期(18世紀後半),(2)ドイツを中心に染料の合成から始まった石炭・タール系有機合成化学工業の成立期(19世紀),(3)アメリカを中心に石油・天然ガスを原料とする高分子化学工業が発達した時期(20世紀前半),(4)石油化学工業の発達した時期(20世紀後半)である。
[第1期 酸・アルカリ工業の成立]
 1760年代に始まるイギリスの産業革命によって繊維工業が急成長したため,18世紀後半には漂白工程の能率向上と漂白剤の安定入手が求められた。繊維の漂白は,それまで,海藻や木炭などの灰汁に浸し,天日にさらし,それから酸敗ミルクで中和するという方法であったが,この時代にはソーダと硫酸が使われるようになった。…

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