精練(読み)セイレン

  • 精練 scouring

百科事典マイペディアの解説

繊維またはその製品染色する前に,染色や仕上げ作業を順調にし仕上がりをよくするため,あらかじめ洗剤やアルカリの水溶液中で熱して,表面に付着した樹脂,蝋,脂肪などのよごれを除き,また織布のときに使ったのりを抜くこと。精練により生糸に含まれているセリシンを除いたものを練絹という。
→関連項目絹糸紡績染色

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世界大百科事典 第2版の解説

繊維製品は通常,染色準備工程,染色,仕上げの工程を経るが,精練は準備工程の一つで,染色や仕上げの作業に支障を与えたり製品の仕上がりを害する要因を取り除く目的で行われる。繊維に付着している脂肪質,蠟質,油剤ペクチン質,のり剤などを除去する工程で,のり抜きなども精練に含めることもある。繊維の種類により異なるが,一般的にはアルカリ水溶液に精練時間を短縮する目的で適当な界面活性剤を加え,繊維とともに加熱する方法がとられる。

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