最新 地学事典 「サリバン鉱山」の解説
サリバンこうざん
サリバン鉱山
Sullivan mine
カナダのブリティッシュコロンビア州Kimberlyにある鉛・亜鉛鉱床。シルト岩,泥岩からなる中部原生界Aldridge層に胚胎する層状鉱床。鉱体は平均層厚50m,側方延長2,000m×1,600m,背斜の頂部から東翼にかけて分布。下盤側から電気石─石英変質帯,磁硫鉄鉱層,鉛・亜鉛鉱層,アルバイト─緑泥石変質帯と配列。鉱石はシルト岩中の閃亜鉛鉱,方鉛鉱,磁硫鉄鉱,黄鉄鉱のラミナの積層部。生成年代は1,475Ma。生成場はローレンシア大陸南縁の伸張堆積盆。塩基性シルの貫入に起因する塩熱水の噴気堆積性説が提案されている。1892年発見,1909年生産開始,2001年閉山まで累積粗鉱生産量1.50億トン(Pb 5.95%,Zn 5.49%,Ag 69.6ɡ/t)。
執筆者:矢島 淳吉・渡辺 寧
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

