日本大百科全書(ニッポニカ) 「サルシャール」の意味・わかりやすい解説 サルシャールさるしゃーるSarshār(1846―1903) インドのウルドゥー語作家、詩人、翻訳家。ラクナウに生まれる。1878年にラクナウの日刊紙『アワド・アフバール』の編集者となり、同時にラクナウを舞台にした長編物語『アーザード物語』(1880)を1年間にわたって連載し、一躍有名になった。セルバンテスの『ドン・キホーテ』の翻訳『神の裁き手』(1903)など、十数編の作品がある。[鈴木 斌] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例