サレー・ウー・ポンニャ(英語表記)Sale U Ponnya

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サレー・ウー・ポンニャ」の意味・わかりやすい解説

サレー・ウー・ポンニャ
Sale U Ponnya

[生]1812. マグウェ,サレー
[没]1867. マンダレー
ビルマ (現ミャンマー) ,コンバウン時代の文人。幼名マウン・ポウッシー。出家,還俗の生活を繰返すかたわら,宮廷に仕えた。宮廷内の謀反に連座し処刑された。ミンドン王をたたえた『宝玉の川』 Yadana-nadiと題するモーグンのほかミッターザーなど数々の韻文と数編のピャザッ (戯曲) を残した。『ウィザヤ王子』 Wizaya,『パドゥマ王子』 Padumaの2編のピャザッは,宮廷を風刺する意図で書かれたとされる。また『水売り』 Yetheは代表的ピャザッとして評価が高い。ほとんどの作品を通じて随所に諧謔を含み,読者を退屈させない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android