ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サレー・ウー・ポンニャ」の意味・わかりやすい解説
サレー・ウー・ポンニャ
Sale U Ponnya
[没]1867. マンダレー
ビルマ (現ミャンマー) ,コンバウン時代の文人。幼名マウン・ポウッシー。出家,還俗の生活を繰返すかたわら,宮廷に仕えた。宮廷内の謀反に連座し処刑された。ミンドン王をたたえた『宝玉の川』 Yadana-nadiと題するモーグンのほかミッターザーなど数々の韻文と数編のピャザッ (戯曲) を残した。『ウィザヤ王子』 Wizaya,『パドゥマ王子』 Padumaの2編のピャザッは,宮廷を風刺する意図で書かれたとされる。また『水売り』 Yetheは代表的ピャザッとして評価が高い。ほとんどの作品を通じて随所に諧謔を含み,読者を退屈させない。
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