諧謔(読み)カイギャク

デジタル大辞泉 「諧謔」の意味・読み・例文・類語

かい‐ぎゃく【諧×謔】

こっけいみのある気のきいた言葉。しゃれや冗談ユーモア。「諧謔ろうする」
[類語]軽口冗談ジョーク洒落駄洒落

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精選版 日本国語大辞典 「諧謔」の意味・読み・例文・類語

かい‐ぎゃく【諧謔・詼クヮイ謔】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「諧」「詼」「謔」はいずれもたわむれ、冗談の意 ) おどけた滑稽なことば。また、おどけた滑稽なこと。詼諧。かいげき。
    1. [初出の実例]「願一往一来諧謔如平昔而不得」(出典:真愚稿(1422頃か)喜鄂隠上人見訪詩并序)
    2. 「一流の苦い諧謔を弄することもあった」(出典:都会の憂鬱(1923)〈佐藤春夫〉)
    3. [その他の文献]〔晉書‐顧愷之伝〕

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普及版 字通 「諧謔」の読み・字形・画数・意味

【諧謔】かいぎやく

じょうだん。〔西京雑記、四〕京兆に古生といふり。~謾(たまん)(冗談)を善くす。二千石隨ふに諧謔を以てす。皆其のを握り、其の心を得たり。~今の俳戲に、皆古掾曹をす。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「諧謔」の意味・わかりやすい解説

諧謔
かいぎゃく
humour

おもしろさと共感とが混り合った状況を描写する,言葉または動作による表現機知や滑稽と同じく笑いを引起す。 S.フロイト著作『機知-その無意識との関係』 Der Witz und seine Beziehung zum Unbewußten (1905) などのなかで,自己の不幸を軽減するような笑いの原因を諧謔とした。

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