サンタ・コスタンツァ廟堂(読み)サンタ・コスタンツァびょうどう[ローマ](その他表記)Mausoleo di Santa Costanza, Roma

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

サンタ・コスタンツァ廟堂[ローマ]
サンタ・コスタンツァびょうどう[ローマ]
Mausoleo di Santa Costanza, Roma

初期キリスト教時代の代表的建築。4世紀初頭にコンスタンチヌス大帝 (在位 306~337) または彼の親族によって建造された。サンタニェーゼ・フオーリ・レ・ムーラ聖堂に隣接して建ち,おそらくコンスタンチヌス大帝の廟墓として建造されたものであるが,コンスタンチノープルへの遷都によって,娘コンスタンチアの廟墓にあてられたものと考えられている。円形プランに 24本の円柱によって支えられた円蓋をもつ集中式建築で,様式的にはローマ時代のパンテオンラベンナのサン・ビターレ聖堂の中間に位置する。中央円蓋を囲むアンビュラトリー天井には,ぶどう唐草文様とその収穫を表わすモザイクが残っている。またカタコンベ時代の壁画に共通する素朴で象徴的な初期キリスト教的主題のモザイクもみられるが,これは多少年代が下るとはいえ,キリスト教美術最古のモザイク画として重要。

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