デジタル大辞泉 「唐草文様」の意味・読み・例文・類語 からくさ‐もんよう〔‐モンヤウ〕【唐草文様】 つる草が波状または四方に伸びているような曲線文様。ギリシャ・ペルシアなど世界各地で古くから使われ、日本には唐から伝わった。葡萄ぶどう唐草・牡丹ぼたん唐草などがある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
旺文社日本史事典 三訂版 「唐草文様」の解説 唐草文様からくさもんよう 植物の葉やつる草の形を図案化した文様その分布範囲はきわめて広く,古代オリエントが起源と考えられ,ギリシア・ローマ時代に大いに栄え,イラン・アフガニスタン・中央アジアを経由して中国に及んだ。日本には中国から伝来し,飛鳥時代の軒平瓦の文様や工芸・彫刻に使用された。平安時代以前は曲線的,以後絵画的となった。文化伝播の一つの具体例である。 出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報