サンタ・マリア号事件(読み)サンタ・マリアごうじけん(その他表記)Santa Maria Case

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サンタ・マリア号事件」の意味・わかりやすい解説

サンタ・マリア号事件
サンタ・マリアごうじけん
Santa Maria Case

1969年1月 23日にポルトガル客船『サンタ・マリア』号がカリブ海を航行中,乗客なかの武装反徒によって奪取された事件。これが海賊行為に該当するか否かが議論されたが,同一船舶内の行為であること,ポルトガルの大統領宣言をめぐる政治的目的に基づく行為であり,もっぱらポルトガルにかかわる行為であることから,海賊行為には該当しないという見解が示された。 (→公海に関する条約 )  

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