サンタマリア(読み)さんたまりあ(英語表記)Santa Maria

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サンタマリア」の意味・わかりやすい解説

サンタマリア
Santa Maria

ブラジル最南部,リオグランデドスル州中部の都市。中心集落は州都ポルトアレグレの西約 250km,パラナ高原南麓のジャクイ川河谷にあり,標高約 150m。 1797年建設。肥沃な農牧地帯の商工業中心地で,家畜,米,アルファルファ,ブドウ,果実などを集散し,ビール,ワイン,皮革製品食肉加工などの工業がある。サンパウロからウルグアイへ通じる鉄道ポルトアレグレからアルゼンチンへ通じる鉄道が交差する交通の要地で,市内には鉄道関係の企業が多い。サンタマリア連邦大学 (1960) 所在地。人口 21万 7565 (1991推計) 。

サンタマリア
Santa Maria

アメリカ合衆国,カリフォルニア州南西部,サンタマリア川流域にある都市。 1870年代初めに町がつくられ,セントラルシティーと呼ばれたが,85年に現在の名に改められた。農業がおもで草花種子なども産したが,1936年に石油が発見され,第2次世界大戦後は付近に空軍基地ができたことも刺激となって,軽工業が発達した。人口6万 1284 (1990) 。

サンタ・マリア
Santa Maria

C.コロンブスが新大陸発見の際に率いた3隻の船団司令船。3本マストをもつ全長約 36mの船で,僚船『ニーニャ』号と『ピンタ』号の約2倍の大きさ。 1492年 11月ハイチで座礁し,放棄された。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「サンタマリア」の意味・わかりやすい解説

サンタ・マリア(ブラジル)
さんたまりあ
Santa Maria

ブラジル南部、リオ・グランデ・ド・スール州中央部の都市。ポルト・アレグレの西240キロメートル、ジャクイ川流域の平原がジェラール山脈に接する所に位置する。人口24万3611(2000)。家畜(ウシ、ヒツジ)、アルファルファ、米、マテ茶、ぶどう酒の取引地として知られる。付近に炭鉱がある。

[山本正三]


サンタ・マリア(キリストの母)
さんたまりあ

マリア

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