サンチャギート溶岩ドーム(読み)サンチャギートようがんドーム

最新 地学事典 の解説

サンチャギートようがんドーム
サンチャギート溶岩ドーム

Santiaguito lava dome

中米グアテマラ南西部の成層火山サンタマリア火山の南西中腹にある溶岩ドーム。同火山1902年の大側噴火(プリニアン噴火)の火口内に20年後の22年6月から生成を開始,現在まで100年以上成長を続けて史上最長の成長期間記録を更新中。10~12年を1単位とする活動期があり,マグマ噴出率の高い(60~20×106m3/年)3~5年間と,その後の噴出率のより低い長い期間からなる。マグマの噴出は,当初は旧火口直上のCaliente火道,39年の第3活動期以降La Mitad, El Monje, El Brujoと次々に火道位置を西へ移動させ,東西約2kmの大型複合ドームに成長。体積約1km3,海抜2,500m以上,第6活動期の後半以降の噴出位置は東のCaliente火道。ドームは崩落によりしばしば火砕流を発生,1929年には10km下流に及んで多数の死者を出した。岩石はハイパーシン角閃石デイサイト(SiO2 62~64%),先行したプリニアン噴火の軽石との組成差は小さい。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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