日本大百科全書(ニッポニカ) 「サン・ホルヘ湾」の意味・わかりやすい解説 サン・ホルヘ湾さんほるへわんGolfo San Jorge 南アメリカ南部、アルゼンチンのパタゴニア地方中部にある大西洋岸の湾。東に向かって開き、入口212キロメートル、奥行128キロメートルの半円形をなす。沿岸はアルゼンチンで有数の石油と天然ガスの産地である。湾の奥には、パタゴニア地方最大の都市コモドロ・リバダビアがある。ここから、石油はタンカーで、天然ガスはパイプラインでブエノス・アイレスへ送られている。半乾燥気候を呈する湾岸地域にはヒツジの放牧場が広がっている。[松本栄次] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サン・ホルヘ湾」の意味・わかりやすい解説 サンホルヘ湾サンホルヘわんGolfo de San Jorge アルゼンチン南部西岸にある湾。大西洋に向って半円形に大きく開口した湾で,北のドスバイアス岬と南のトレスプンタス岬にはさまれた湾口部の幅約 250km,奥行は約 150km。湾岸に連なる狭い海岸平野にはパタゴニア台地が急崖をなして迫る。湾奥にパタゴニア第1の都市コモドロリバダビアがあり,同国最大の油田地帯を背後に控えて,その中心地として発展している。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報