山川 世界史小辞典 改訂新版 「サン・ヴィターレ聖堂」の解説
サン・ヴィターレ聖堂(サン・ヴィターレせいどう)
San Vitale
イタリア北東部ラヴェンナにある初期キリスト教を代表する聖堂。526年に建築が始まり,547~548年に司教マッシミアーノにより奉献された。八角形の建物にナルテックス(玄関廊)の付いたつくりで,ビザンツ風に変形されたローマ的空間観念を示す。内部は,内陣の豪華なモザイク(特にユスティニアヌス1世とその随身およびテオドラとその随身)が目を惹く。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報