ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウンベルト1世」の意味・わかりやすい解説
ウンベルト1世
ウンベルトいっせい
Umberto I
[没]1900.7.29. モンツァ
イタリア王 (在位 1878~1900) 。幼時より軍事教育を受け,1866年の対オーストリア戦争に参加,クストーザの敗北後 (→クストーザの戦い ) の冷静な軍事処理で信を得た。 68年サボイア家のいとこのマルゲリータと結婚。 78年1月父王ビットリオ・エマヌエレ2世を継いで国王に即位。 82年イタリアの伝統的な「不干渉」政策を転換して,三国同盟を締結。 90年代の経済不況,エチオピア侵略失敗,政治不安など内政外交上の混乱に直面し,1900年7月アナーキストにより暗殺された。
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