サーサス石(読み)サーサスせき

最新 地学事典 「サーサス石」の解説

サーサスせき
サーサス石

sursassite

化学組成Mn2Al3OH3(SiO4)(Si2O7)の鉱物。単斜晶系,空間群P21/m, 格子定数a0.870nm, b0.579, c0.978,β108.9°, 単位格子中2分子含む。繊維状結晶。深赤褐~銅赤色,半透明絹糸光沢劈開{101}に明瞭。硬度未決定,比重3.25。薄片では無~黄褐~暗褐色,屈折率α1.735,β1.753,γ1.766,2V(-)~65°, 光分散rv強。構造的にはパンペリー石に類似,マックファライト(macfallite, Ca2Mn3(OH)3(SiO4)(Si2O7))と同構造。鉄-マンガン鉱石中に重晶石・方解石石英とともに脈をなし,また変成マンガン鉱床,マンガンに富む結晶片岩中に満ばん石榴石などとともに片理に平行な薄層,レンズ状集合をなす。日本では愛媛県,徳島県の三波川変成帯の紅れん石片岩から産出。名称は原産地のスイス,Oberhaib-steinのローマ名Sursassに由来。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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