最新 地学事典 「サーモナトライト」の解説
サーモナトライト
thermonatrite
化学組成Na2 CO3・H2Oの鉱物。直方晶系,空間群Pmmm, 格子定数a0.645nm, b1.074, c0.529, 単位格子中4分子含む。通常皮殻または吹出華をなす。人工結晶では板状。硬度1~1.5, 比重(人工)2.255。ガラス光沢,無色・白・灰黄色,透明。透過光で無色,屈折率α1.420, β1.506, γ1.524, 2V(-)48°, 光分散r<v弱。徐熱により脱水,Na2CO3の粉末となる。水に可溶,アルカリ性溶液となる。乾燥地域の土中や塩湖に吹出華として産出。NaCO3・10H2Oを熱して得られるためギリシア語のtheramos(熱)にnatron(ソーダ)から命名。
執筆者:吉井 守正
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

