人工結晶(読み)じんこうけっしょう(その他表記)artificial crystal

日本大百科全書(ニッポニカ) 「人工結晶」の意味・わかりやすい解説

人工結晶
じんこうけっしょう
artificial crystal

天然に産出する結晶である鉱物と同一の化学組成および構造をもつ結晶を人工的に合成したもの。人工鉱物artificial mineralともいう。ただし、金属合金塩化ナトリウム有機化合物などについては人工結晶とはいわない。おもに高温・高圧下など、鉱物の生成条件に近い条件で合成したものをさす。人工(合成)ダイヤモンドコランダムスピネルなど、工業用に生産されるものが多い。宝石類については、天然宝石と組成、構造が一致するものが人工(合成)宝石であり、模造宝石とは区別される。

[岩本振武 2015年8月19日]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む