さ丹(読み)サニ

デジタル大辞泉 「さ丹」の意味・読み・例文・類語

さ‐に【さ丹】

赤色
大和宇陀うだ真赤土まはにの―つかばそこもか人の我をことなさむ」〈・一三七六〉

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精選版 日本国語大辞典 「さ丹」の意味・読み・例文・類語

さ‐に【さ丹】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「さ」は接頭語 ) 丹(に)。赤い色。→さに付かうさにつらう
    1. [初出の実例]「大和の宇陀の真赤土(まはに)の左丹(サに)着かばそこもか人の吾を言なさむ」(出典万葉集(8C後)七・一三七六)

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