さ丹つらう(読み)さにつらう

精選版 日本国語大辞典 「さ丹つらう」の意味・読み・例文・類語

さに‐つらう‥つらふ【丹つらう】

  1. 〘 連語 〙 ( 後世「さにづらう」とも ) 赤く照り輝いて美しいの意。「色」「君」「我が大君」「妹」「紐」「紅葉(もみじ)」を形容することばとして用いられる。「つらう」は、一説に、「移らふ」の意とする。
    1. [初出の実例]「左耳通良布(サニツラフ) 君が御言と 玉梓(たまづさ)の 使も来ねば」(出典万葉集(8C後)一六・三八一一)

さ丹つらうの語誌

「万葉集」に九例あるが、すべて連体修飾語として用いられており、枕詞とする説もある。中古、中世には用例がほとんど見られないが、近世に至って国学者達によって再び用いられるようになる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 もみじ 連語 実例

梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...

入梅の用語解説を読む