最新 地学事典 「ざく層」の解説
ざくそう
ざく層
heaving shale
掘削中に出会う非常にくずれやすい頁岩層の総称。大別すると,1)水に対して鋭敏に作用する粘土を多量に含んでいるベントナイト質頁岩層。2)高圧ガスを伴ったレンズ状砂層を挟む頁岩層,3)傾斜が急で,細かい割れ目のある頁岩層など。1)は新津油田・八石油田などにみられ,膨潤抑制力の強い泥水を使用するほか,加圧掘りを用いることもある。2)は泥水の比重不足のときに崩壊を生ずる。3)はいわゆるざく層で,地質構造の急斜した泥岩帯に掘りこんだときに遭遇。この場合は1)・2)の泥水要素に割れ目をふさぐ物質を加える。
執筆者:池辺 穣
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

