池辺(読み)イケベ

精選版 日本国語大辞典 「池辺」の意味・読み・例文・類語

ち‐へん【池辺】

  1. 〘 名詞 〙 池のはた。池のほとり。池畔(ちはん)
    1. [初出の実例]「長脚骨堅、若池辺鷺」(出典:三教指帰(797頃)下)
    2. 「鳥は池辺の樹に宿し、魚(うお)月下の波に伏す」(出典謡曲・融(1430頃))
    3. [その他の文献]〔賈島‐題李凝幽居詩〕

いけ‐べ【池辺】

  1. 〘 名詞 〙 池のほとり。いけのへ。
    1. [初出の実例]「蛙なく真野の池辺をみ渡せば岸の山吹八重咲にけり〈藤原仲実〉」(出典:堀河院御時百首和歌(1105‐06頃)春)

いけべ【池辺】

  1. 姓氏の一つ

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「池辺」の読み・字形・画数・意味

【池辺】ちへん

池のほとり。唐・賈島〔李凝の幽居に題す〕詩 鳥は宿る、池邊の樹 は敲(たた)く、下の門

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