精選版 日本国語大辞典 「ざんす言葉」の意味・読み・例文・類語 ざんす‐ことば【ざんす言葉】 〘 名詞 〙① 江戸時代、遊女が用いた特殊な言葉の総称。江戸吉原などの遊女が「ございます」に当る「ざんす」を盛んに用いたところからの称。[初出の実例]「きうに白徒めかすれど、まだどこやらにさんす言葉(コトハ)がやまず」(出典:洒落本・やまあらし(1808)三)② 上流婦人・有閑婦人などの上品ぶった言葉の称。[初出の実例]「ざんす言葉を美しく使いこなした彼女だったが」(出典:自由学校(1950)〈獅子文六〉彼女がそう叫ぶには) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例