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自由学校 ジユウガッコウ

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デジタル大辞泉の解説

じゆうがっこう〔ジイウガクカウ〕【自由学校】

獅子文六の小説。昭和25年(1950)発表。終戦後の社会や道徳のゆがみを風刺した作品。「とんでもハップン」「ネバー好き」の流行語を生んだ。
渋谷実監督による映画の題名。昭和26年(1951)公開。松竹の配給。
吉村公三郎監督による映画の題名。昭和26年(1951)公開。大映の配給。と同週の公開で話題となる。
[補説]はいずれもを原作とする作品。

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デジタル大辞泉プラスの解説

自由学校

1951年公開の日本映画。松竹の配給で映画化、同年公開の大映の配給の作品(監督吉村公三郎)がある。監督:渋谷実、原作:獅子文六、脚色:斎藤良輔、撮影:長岡博之、美術:浜田辰雄、音楽:伊福部昭。出演:佐分利信高峰三枝子三津田健田村秋子淡島千景杉村春子佐田啓二ほか。第6回毎日映画コンクール女優助演賞(田村秋子)受賞。

自由学校

1951年公開の日本映画。大映の配給で映画化、同年公開の松竹の配給の作品(監督渋谷実)がある。監督:吉村公三郎、原作:獅子文六、脚本:新藤兼人、撮影:中井朝一、美術:今井高一。出演:小野文春、木暮実千代京マチ子、大泉滉、徳川夢声英百合子、山口勇ほか。

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世界大百科事典 第2版の解説

じゆうがっこう【自由学校】

獅子文六長編小説。1950年に《朝日新聞》に連載。戦後の混迷の中で,どの世代も自由な生き方を模索している世相を,いわばおとぎ話風に描いた作品である。南村五百助(いおすけ)は良家の出身で,西郷隆盛を思わせる風貌に似合わず気が弱い。妻の駒子は気が強く,女権に目覚めたばかりで,家計の半ばを支えている。駒子は,会社をやめた夫を単なる怠け者と誤認して家から追いだし,恋愛のまねごとを始める。五百助は〈お金の水橋〉下に住むバタ屋の生活共同体仲間入りし,性に合った暮しを楽しむ。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

自由学校
じゆうがっこう

獅子文六(ししぶんろく)の長編小説。1950年(昭和25)5月から12月まで『朝日新聞』に連載。51年朝日新聞社刊。有能で活動的な妻駒子(こまこ)に支配されていたでくの坊の南村五百助(いおすけ)は、「自由が欲しく」なって会社を辞め、妻にも追い出されてばた屋小屋に住み着く。妻も何人かの男と浮気心をおこすが、結局は夫が恋しくなり、夫も密輸団事件に絡んでわが家に連れ戻された。妻がまた服従を強いるので家を出ようとすると、「ごめんなさい。敗けたわ……家にゐて!」と泣きつくという物語で、敗戦直後の自由主義や男女同権思想を、戦後風俗を巧みに取り入れながら痛烈に風刺したユーモア小説である。「とんでもはっぷん」などの流行語を生み、松竹と大映の2社によって競作映画化されるなど大きな反響をよんだ。[都築久義]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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