シ・ショク・かて・くらわす

普及版 字通 の解説


11画

(異体字)
9画

[字音] シ・ショク
[字訓] かて・くらわす

[説文解字]
[甲骨文]
[金文]

[字形] 会意
(食)+人。〔説文〕五下に「糧なり」とあり、〔玉〕に(飼)と同字とする。金文に飲食を「飮」としるしており、食器の前に人の坐する形で、の初文とみてよい。〔王孫遺者鐘(おうそんいしやしよう)〕に「誨(くわいいう)(あやま)たず」とあって、食言・蠱食(こしよく)(虫くい)の意にも用いる。声義ともにと同じ。

[訓義]
1. かて、めし、たべもの。
2. やしなう、はぐくむ、くらわす、くらう。

[古辞書の訓]
名義抄 カフ・クラフ・ハム・ノム 〔字鏡集〕 ニケカム・カフ・クハフ

[語系]
ziは同声。djikと声義近く、名詞は動詞的に用いる。

[熟語]

[下接語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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