シッポウチョウ(読み)しっぽうちょう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「シッポウチョウ」の意味・わかりやすい解説

シッポウチョウ
しっぽうちょう / 七宝鳥

鳥綱スズメ目カエデチョウ科キンパラ属シッポウチョウ亜属に含まれる鳥の総称シチホウチョウともいう。この亜属には、キンパラ属34種中の4種が属する。この4種は、全長11.3センチメートルと小形のヒメシッポウ、中形のハゴロモシッポウ、クロシッポウ、全長12.5センチメートルと大形のオオシッポウである。いずれも、青緑色ないし青銅色の光沢をもつ黒色白色基調とし、「七宝」という和名の由来となっている。アフリカ西部、中部以南およびマダガスカル島に分布し、草木種子穀物を好んで食べるが、昆虫などもとる。4種のうち日本への輸入がいちばん多いのはクロシッポウである。

[坂根 干]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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