改訂新版 世界大百科事典 「シテルンベルグ」の意味・わかりやすい解説 シテルンベルグLev Yakovlevich Shternberg生没年:1861-1927 ソ連邦の民族学者。シュテルンベルグとも呼ぶ。ウクライナのジトミル生れ。ペテルブルグ大学とオデッサのノボロシースキー大学に学ぶ。ナロードニキの運動に加わってサハリン(樺太)へ流刑となり(1889-97),同地でニブヒ(ギリヤーク)族の言語,親族組織,信仰,習俗を研究。1901年以降ペテルブルグ人類学・民族学博物館に勤め,18年以降はペトログラード(現,サンクト・ペテルブルグ)大学教授として,進化主義の立場に立つ多くの業績を残した。主著に《ギリヤーク,オロチ,ゴリド,ネギダール,アイヌ》(1933),《民族学から見た原始宗教》(1936)などがある。執筆者:藤島 高志 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by