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原始宗教 げんししゅうきょう primitive religion

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

原始宗教
げんししゅうきょう
primitive religion

先史時代の原始社会における宗教,および伝統的社会にみられる宗教的信仰とその行事の体系。本来この両者は厳密に区別されるべきであろうが,先史時代の宗教については,考古学的方法によって断片的な知識が得られるにすぎず,実際には宗教の最も基本的形態を保っている伝統的社会の研究成果から類推による復原が試みられる程度にすぎない。

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デジタル大辞泉の解説

げんし‐しゅうきょう〔‐シユウケウ〕【原始宗教】

原始・未開社会行われる宗教。特定の開祖がなく、儀礼が公共的に行われ、法・政治・経済・道徳・慣習などと密接にかかわる。アニミズムマナイズムトーテミズムなどの形態をとる。未開宗教。

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大辞林 第三版の解説

げんししゅうきょう【原始宗教】

先史時代や未開社会の宗教。経典をもたず、現象形態によりアニミズム・アニマティズムやトーテミズムなどの類型に分類されることもある。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

原始宗教
げんししゅうきょう

原始・未開社会において行われている宗教形態。
 原始宗教は一定の社会集団のなかで自然に形成された宗教であり、教祖・開祖をもたない。無文字社会が多いので、文字で表現された教典をもたず、まとまった教理はない。宗教観念や儀礼・慣行は、神話・伝承の形で伝達される。独立の宗教職能者を欠き、集団の長が宗教儀礼の執行者を兼ねることが多い。その超自然観はアニミズム的またはアニマティズム的であり、霊的存在や呪力(じゅりょく)に対して呪術的にかかわることが多い。宗教と社会組織とが密接に結び付いており、宗教は家族、リニエッジ、クランなど各レベルの連帯性を強め、さらに全体の統合を促す役割をもつ。また宗教が政治、経済、法律、道徳、慣習などと未分化的にかかわっており、祭と政とが一体化し、祭と経済的交換が同一の場で行われ、タブー(禁忌)行為が法的または道徳的観念・行動と重なり合っていることが多い。こうした特徴は多くの民族宗教においてもみられる。[佐々木宏幹]
『古野清人著『原始宗教の構造と機能』(1971・有隣堂) ▽エヴァンズ・プリチャード著、向井元子訳『ヌアー族の宗教』(1982・岩波書店)』

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