シデロチル

最新 地学事典 「シデロチル」の解説

シデロチル

siderotil

化学組成FeSO・5H2Oの鉱物繊鉄鉱とも。三斜晶系,空間群,格子定数a0.626nm, b1.063, c0.606, α97.25°, β109.67°, γ75.00°,単位格子中2分子含む。針状~繊維状結晶の集合。白色,黄,緑色味を帯びる。透明~半透明,ガラス~絹糸光沢。劈開未決定。硬度未決定,比重2.2。薄片では無色,屈折率α1.513~1.515,β1.525~1.526, γ1.534~1.536, 2V(-)50°~60°,光分散rv。水に可溶。Feの位置はMg, Mn, Cuと置換し,同構造の胆ばん(chalcanthite)グループを形成。硫化鉄を含む岩石鉱床の酸化帯に生じ,特に緑ばんの脱水によってできる。名称は化学組成と外観から,鉄(sideros)と繊維(tilos)のギリシア語に由来。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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