法則の辞典 「シムハの粘度式」の解説 シムハの粘度式【Simha's viscosity equations】 コロイド溶液の粘度と粒子の軸比とを関係づけた式をいう.アインシュタインの粘度式*(ηsp=2.5φ,ηsp は比粘度,φ は溶質(分散質)の容積分率である)は無限希釈における理論式であるが,濃厚溶液にまで適応可能な式としてシムハの導いたいくつかの式がある. 分散粒子が球状の場合 となるが,k は分散粒子間の相互作用に関する係数で,希薄溶液ならば1,濃厚溶液ならば2となる. 分散粒子が円盤状の場合であれば 粒子が棒状の場合であれば 上の二つの式に含まれる f は軸比(f>1)である. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報