ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シャオシン特別市」の意味・わかりやすい解説 シャオシン(紹興)〔特別市〕シャオシンShaoxing 中国華東地方,チョーチヤン (浙江) 省北部の市。シャオシン市区のほかチューチー (諸曁) 市と4県から成る。ハンチョウ (杭州) 湾の南岸に開けた稲作地帯を控え,南にコイチー (会稽) 山を背負う。米を原料としたシャオシン酒の産地として有名。春秋時代から開け,山陰県,会稽郡,越州などの治所となった。文学者魯迅の生地で,旧居,記念館がある。 1908年中国革命同盟会の秋瑾が蜂起に失敗して捕えられた地としても知られている。製糸,綿織物業が盛んで,鉄鋼,電子,機械,造船などの工業がある。市域の平野部ではワタの栽培が盛んで,丘陵地では茶とクワの栽培が多い。南西郊には,華東第1といわれる埋蔵量のリーチュー (漓渚) 鉄鉱山がある。チューチー市では蛍石を産する。コイチー山は夏の禹王が諸侯を集めた地といわれ,付近にはトン (東) 湖,チエン (鑑) 湖,蘭亭,越王台,大禹陵など名所,旧跡が多い。人口 399万 7106,うち市区人口 29万 3404 (1990) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by